前橋市市民活動支援センターについて 新着情報

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[イベントなび]「医療通訳の普及を考える」シンポジウム開催

県内で暮らす外国人は4万人を超え、観光客も増加傾向にある今、外国語を母語とする人の健康を守るための支援体制は大切な課題の一つです。医療通訳の普及活動や通訳者の自主勉強会を行う「群馬の医療と言語・文化を考える会」は、8月3日(日)に『「外国の言葉を母語とする人の健康を考える」―医療通訳の普及をー』と題したシンポジウムを開催します。

第一部の講演会の講師は、沢田貴志氏(神奈川県勤労者医療生活協同組合港町診療所所長、群馬大学非常勤講師、シェア=国際保健協力市民の会副代表)と内藤稔氏(東京外国語大学多言語・多文化教育研究センター特任講師)。内容は、沢田氏が「外国人の保健医療活動について(仮題)」、内藤氏は「今後求められるコミュニティ通訳の役割と専門性」。

第二部のパネルディスカッションでは、講師・行政・医療機関・通訳・市民などが参加予定。外国語を母語とする人の健康を守るため、皆が協力して何ができるのか意見を交換します。課題を一緒に考えてみませんか?

■開催日時  平成26年8月3日(日)  13~16時
■会場  前橋市中央公民館多目的ホール(前橋プラザ元気21・3階)
■定員  100人
■参加費  500円(医療通訳養成・医療通訳費用・普及活動に充てさせていただきます)
■駐車場  前橋プラザ元気21専用駐車場、市営パーク5番街・千代田・城東、前橋中央駐車場
(上記5カ所の駐車場は4時間まで無料。駐車券をお持ちください)
■申込み・問合わせ  群馬の医療と言語・文化を考える会事務局
■電話・FAX  027-289-0278(原)
■携帯  080-5409-4880(原)   090-4916-3306(大谷)
■E-mail  iryotsu83@gmail.com

6月26日追記:
内容を一部修正しました。

[ブログ]「 食品添加物との賢い付き合い方」を考えた講演会

2013年6月25日(水)

「食品添加物との賢い付き合い方」をテーマに、生活クラブ生活協同組合群馬(篠田真由美会長)主催の「食の講演会」が、前橋市中央公民館多目的ホールで5月31日(日)に開かれました。講師は安倍司さん。食品商社を退職後、食品添加物の現状や食生活の危機を訴えた著書「食品の裏側」(東洋経済新報社)を2005年発表、60万部を超えるベストセラーとなり、続編も刊行されました。この日は20歳代から70歳代までの女性を中心に、男性も含む約70人が参加しました。
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   講演会で印象的だったのは、安部さんが持参した多くの食品添加物と水を組み合わせ、いとも簡単に豚骨スープや炭酸飲料などを作ってしまうことでした。食品が簡単に加工され、デフォルメされた味が作られることに驚き、その風味に自分がすっかり慣れているのを再認識しました。
かねてからアレルギーや発がん性との関係が疑われる食品添加物ですが、日本人は一人当たり年間平均4・6㎏もの添加物を食べている計算になるとか(「食品添加物ガイド」:生活クラブ連合会2013年12月号から引用)。リスクがあるのに使われるのは、当然メリットがあるから。安倍さんは「添加物のはたらきと目的は、①安い②簡単③便利④美しい⑤味が濃い―こと。安全と低価格は必ずしも一致しない。二者択一の覚悟と、自分なりに優先順位を考えて」「日本の伝統食を見直してほしい」と語っていました。
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講演を聞き終えて感じたのは、どんなに注意しても食品添加物と無関係でいることは難しいという現実。情報は本やネットなどなるべく多角的に調べ、自分の経験も踏まえながら選択していく覚悟と責任でした。