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2026年03月25日
Mサポ若者サポーター取材記事 「一般社団法人子どもアドボカシーセンター☆ぐんま☆」(その1)
こんにちは。若者サポーターをしている共愛学園前橋国際大学の中村聡良です。
3月2日(月)16時より「一般社団法人子どもアドボカシーセンター☆ぐんま☆」の豊島さんを取材しました。
・豊島さんが子どもアドボカシーの活動を始めたきっかけは?
社会の認知を高める活動がしたいと考えており、社会的擁護を受けている方の意見をもとに、地元である群馬に制度を持ち帰って団体にして活動しようと考えたことです。
・アドボカシーとアドボケイトについて
アドボカシーとは制度の名前であり、声を上げることと言う意味が込められており、子どもが話したいことややりたいことを自分の言葉で話すことができるような環境を提供することで、幸せを作ることをお手伝いしています。
「子どもアドボカシーセンター☆ぐんま☆」の星マークには子どもが一人ひとりに輝く力があるという意味が込められており、子どもがその力を発揮できるようにする思いが表されています。
アドボケイトという言葉もあります。自分の想いや考えを交えず100%子どもの立場に立って代弁することを意味します。
そして、アドボカシーを担うアドボケイトは子どもの声そのものであると考える事もできます。
・子どもアドボカシーの活動において抱えている課題について
子どもアドボカシーの活動における課題は
・専門家との協議が難しいこと
・子どもアドボカシーに関する知識がないことやイメージを持てないこと
が挙げられます。
・豊島さんが幼児から大学生までのそれぞれの年代への関わり方で、工夫していること
豊島さんは幼児から大学生までそれぞれの年代への関わり方で工夫している点として、自分の生活に密接した内容をイメージしてもらい、相手のことも自分のことも尊重できるようにするように心がけていると話していました。
・子どもの権利条約について
子どもアドボカシーとアドボケイトに関しては、1989年に採択された「子どもの権利条約」に記載があります。
子どもの権利条約は、
・生きる権利
・育つ権利
・守られる権利
・参加する権利
以上の4つで構成されています。
子どもの権利条約は30年以上前に採択され、教育の中で学ぶ仕組みが必要であるにもかかわらず、知っている人は日本の全人口の8%ぐらいしかいません。
子どもの権利条約第12条の一部を抜粋すると、次のように定められています。
「自己の見解をまとめる力のある子どもに対して、その子どもに影響を与えるすべての事柄について自由に自己の見解を表明する権利を保障する」
また、子どもの権利条約の「参加する権利」には自由に意見を表したり団体を作ったりできると言われています。
このことから、重要であると考えられることは、子どもの周りにいる大人が子どもの意見を尊重して受け止め、自分が子どもにどのような影響を与えているかを考えていくことです。
豊島さんはアドボカシーを学び、自分自身を大切にしていくことで、人々がお互いを尊重して関係性が良好になり、たくさんの人が努力できる社会ができると語ってくれました。
・子どもたちが取り組むべきことと豊島さんが今後取り組んでいきたいこと
さらに、タブレットGIGAスクールやゲーム性のあるプログラミングを利用して子どもの権利条約に関するゲームを作成することで、子どもたちが楽しみながらバーチャル空間や相談する空間を体験し、子どもの権利条約に関する知識を取り入れていくことが重要であるとも語ってくれました。
また、世界にはLGBTQの問題、虐待の問題、いじめの問題など様々な教育や性に関する問題が残っています。
しかし、そのような問題を解決するには子どもが楽しめる地域づくりや大人が自分から情報を取りに行って学ぶ時間を作ることが重要であると語ってくれました。
そして、豊島さんが意識していきたいと考えていることは学校訪問活動を行い、子どもの声を聞いて寄り添える場所を作っていくことだと語ってくれました。
・感想
私は子どもが虐待されてしまうことや育児放棄されてしまう問題をテレビのニュース番組で見ますが、虐待などが起こる原因は親の精神の問題だけではないので、親の精神を安定させるために周囲の施設がサポートすることによって、子どもが意見を表明しやすく成長しやすい環境をつくることが重要だと考えました。
また、今回の取材の話題にも挙がりましたが、2019年1月に千葉県野田市で発生した小学4年生の女の子が父親に虐待された事件について「いじめに関するアンケート」で「お父さんが怖いから家に帰りたくない」と言う意見が表明され、暴力を受けていることも分かっていたのにもかかわらず、児童相談所はなぜ被害を受けた女の子の意見を尊重せずに継続して保護しなかったのが私は疑問に思いました。
さらに、私は高校生の時に家庭科の授業で子どもの権利条約について学びましたが、8%の人間しか知らないことにとても驚きました。
子どもの権利条約を多くの人が理解することで、育児などを行う時に子どもの意見を尊重することを意識することができ、子どもも両親も幸せで豊かな気持ちになれるのではないかと考えました。
教育分野におけるいじめ問題についても自分の中学時代の経験から考えると、教師はいじめられている生徒に具体的な状況を聞くだけでなく、いじめを減らすために自分自身ができる対策をいじめている生徒の性格や周囲の環境を分析する方法を取るなどして実行するであると考えました。
若者世代が取り組むべきことは、子どもが意見を表明しやすい環境を作るために、自分の学生時代の経験を振り返って、いじめとかが起きる要因などを分析し、子どもの権利条約について詳しく学んでいくことであると考えました。
また、地域で「人間の道徳について考える会」などの多世代交流ができるイベントの開催を若者世代が中心として行い、教育問題を減らしていくべきであると考えました。
さらには、児童相談所も家庭と同様に子どもの意見を尊重し、具体的な状況を把握することが必要であると考えました。
また、虐待などの問題が起こった場合にも、子どもの自宅には返さずに、安全な場所で保護を継続することで子どもの命を守れることにつながるのではないかと考えました。


