Mサポ若者サポーター取材 VOl.1 前橋市地域おこし協力隊 PAVEL FEDOROV(パーベル フョードロフ)隊員
こんにちは!若者サポーターの高島優月、中沢朱里、齋藤舞奈、樋口夢来です。
10月21日(火)に、前橋市地域づくり分野地域おこし協力隊の第3期隊員として活躍しているPAVEL FEDOROV(パーベル フョードロフ)隊員(以下、パーシャ隊員)に取材させていただきました!
どうして前橋で地域おこし協力隊をしているの?
ロシア出身で1997年に来日し、テレビ制作会社で25年間働いていました。コロナで国内、海外ともにロケができなくなり、仕事がどんどんなくなっていきました。
前橋市移住コンシェルジュ・鈴木正知さんとつながりがある人の紹介で前橋に来ました。2022年10月に地域おこし協力隊の第3期隊員として着任し、現在3年目です。
地域おこし協力隊としての活動は?
シティプロモーションの動画作成、外国人や留学生との交流イベントを主な活動としています。動画は2022年のクリスマスに『Santa in Maebashi』、2023年に『MAEBASHI ALL STARS 2023』を作成、You Tubeで公開しています。
『MAEBASHI ALL STARS 2023』はどんな動画?
『MAEBASHI ALL STARS 2023』は、世界中からアクセスがあり、前橋市の人口より多い43万回再生されています。
出演者は70人以上、プラス犬で、みんな前橋に住んでる人たちです。前橋で2023年に活動、活躍していた人に出演してもらいました。
前橋にはポテンシャルがあると思っています。何が一番ポテンシャルなのかというと、人間です。前橋に住んで、人と知り合って、前橋に住む人は面白い人たちだと思いました。
僕は外国人でロシア人なんですけれども、世界で前橋のことを知っている人はものすごく少ないです。前橋という言葉を世界に広めるために、まずは検索してみようと思ってもらえるようにどうしたらいいかを考え、ロシアでとても有名な音楽を使い、これは何だろうと興味を持ってもらえる動画を作りました。
次回の動画について教えてください。
次回の動画も、前橋の人が出演し前橋の人が作るということを大事にしたいです。モデルさんを呼んでくるのでは面白くないと考えています。前橋の制作会社で編集もやっていきたいです。
前橋市民にもあまり知られていないかもしれませんが、赤城山には『赤城姫』の伝説があります。赤城姫は赤城神社の神様として祀られていて、女性の願いをかなえてくれる神様と言われています。
次回は赤城姫を題材にした動画を作成し、将来的には女性の夢を叶える赤城神社を、赤城姫のぬいぐるみやお菓子等のグッズとコラボすることで盛り上げていきたいです。
若者へのメッセージをお願いします。
前橋に住む若者が前橋の魅力を発信してほしいです。あなたたちにしかできないことです。前橋は前橋に住む皆さんの街です。今後、前橋がどんな街になって欲しいかをみんなで考え、前橋が世界から注目される街となるように、みんなで力を合わせて一緒にやっていきましょう!
若者サポーターより
<高島 優月>
パーシャさんの話を聞いて、
もっと群馬の魅力を他県・他国の人に知ってもらうために、私には何ができるだろうか。
と考えました。
私は産まれてから今日までほとんど群馬で育っています。
高校で進路を考えるとき、周りの同級生の中には、県外を視野に入れている人も少なくありませんでした。でも、私は県外に行きたい!という思いは少しもなく選択肢にも入っていませんでした。
パーシャさんの話を聞いて、それは群馬が好きだからなんだなと思いました。東京や埼玉などの都会に遊びに行って、都会はいいなと思うこともあるけど、やっぱり群馬に帰ってくるとほっとして安心感があります。そんな気持ちになる群馬のことを大切にしないといけないのだと感じました。
また、動画を視聴して、なにかを紹介する時にひと工夫することの大切さを学びました。見せていただいた動画は、パーシャさんの解説を聞いて話の内容がわかった上でもう一度みたいと思う動画でした。確かに、ただの紹介では興味を持ってくれない人は出てくると思います。これからなにかを誰かに伝える時に、もう一度みたい・聞きたいと思える伝え方をしたいと思いました。
パーシャさんの取材を通して、私はこんなに素晴らしい群馬に住んでいるということを誇らしく思い、同時に群馬の良さをたくさんの人に知ってもらいたいと思いました。きっと私にも何か出来ることがあるはずで、まだ答えは出せていないけど、いつかパーシャさんのように魅力を多くの人に伝えられるような人になりたいです。
<中沢朱里>
☀️ユーモア溢れるお話しで一気にお話に引き込まれ、前橋の魅力溢れる動画を存分に味わうことができた。そんな時間でした🌈
パーシャさんの能力を生かした情報発信という点では、パーシャさんの気持ちと技術が合致し、素敵な一つの形として残っていくものの素晴らしさをとても感じました。自分の能力から何かを成し遂げていくことって、自分の個性や強みを最大限に生かせる武器だとその時強く思ったのです。私は、何か自分の能力を生かせることが出来ずに行動できていないなと、生かすことの面白さや楽しさをお話を聞いて、自分ももっとやってみようと感じました。自分は群馬のために何が出来るのか、今後の行動の鍵となる事を伝えられた気がします。
パーシャさんが作り出した動画は、パーシャさんの思いと沢山の人達の踊りが、混ざり合い作りあがったからこそ、人々の脳裏に焼きつく動画が作ることが出来るのだと思いました。動画の中では、光を演出したり前橋の夜の街を特別に表したり、若い人、年配者様々な年代の方が登場していることで人々が集う特別な場所であると感じました。地元の私でも知らない前橋がここにあると、訴えかけられたような気持ちです。改めてパーシャさんの物事を捉える視野がすごいなと思いました。その気になるアイデア作りの裏側を聞いてみた所、パーシャさんはその土地の過去のことを学び、沢山の人と関わることを行なっているそうです。愛を深めるため過去を深掘り学び広めていく姿勢にとても関心しました。今回は、その中で前橋の赤城姫について知識を付けることができて良かったです。
パーシャさんの一つ一つの言葉の気持ちからこの思いを届けたいという熱量がとても伝わってきました。群馬のことをここまで、発信してくれて知って欲しいと思ってくれる人がいるんだと、地元のことをもっと知ろうと思えるきっかけになりました。特定の前橋に焦点をあてることも難しい中、他国からも注目されて欲しいとパーシャさんの想いがこもった動画はとても愛が溢れているものであり、何回も見て欲しいと強く思いました。
動画をよく見ると、もう一回見返してもらえるように伏線を散りばめていたり、要所要所でカットを用いて、後が気になるように工夫されていたりするのが分かりました。そこには、技術的な面以外にも、どうやって見てもらえるか人間の心理も理解しないといけないのだと思います。動画を作成するにも、沢山の労力を要しているのだと思いましたが、それ以上に群馬の前橋をもっと知ってもらいたいという熱い気持ちが伝わってきました。
今後も前橋の人の温かさと魅力について、沢山知っていきたいと思います!様々な活動に足を運びましょう!
<齋藤舞奈>
パーシャさんは大学に進学すると同時に日本へとやって来ました。東京で就職し、25年程勤務しましたが、コロナ禍によって仕事の量が減ってきてしまったことがきっかけでここ前橋へと移住してきました!
今回、インタビューを始める前に1本の映像を見せて頂きました。その映像は、「all star maebashi」というもので、前橋を紹介するために作られました。ただ、ここで重要なのは、この映像の中でフォーカスを当てられているのは、市長でも議員でもないというところです。中心になっているのは前橋に住んでいる「まちの人たち」です。映像を見た人が「前橋」ってどこだ?となるきっかけになってほしいとパーシャさんは仰っていました。
次回作の予定はもうあるのか、と伺ってみました。もう既にパーシャさんの中で次回作についてはかなり内容が進んできていて、ミニドラマのような映像を作る予定だそうです。伝説は人が作るものであり、出演する人は全て前橋の人で、学生や農家さん、編集会社など、パーシャさんのこだわりが強く伝わってきました。この記事を読んでくださっているみなさんももしかしたら出演者になるかもしれません…!!
最後にこれからの前橋はどうなって言って欲しいか聞いてみました。大学生になると県外へ出ていってしまう人が多い原因として、前橋市のPRが足りないからだと言います。そんな状態を引き止めるために、ばらばらではなくみんなで集まって、みんなでひとつのものを作り上げていくということがキーになってきます。ひとつのものを多くの人で作り上げることで大きな力が動くんだとパーシャさんは言います。
今回、パーシャさんから色々なお話を聞いて、前橋の魅力は自分一人で感じるのではなく、自分以外の人にも前橋の魅力を伝えていけるような人になりたいと思うようになりました。そのちいさな積み重ねによって、前橋が今よりももっともっといい所になっていくのだと思います。パーシャさんお時間を頂き、お話を聞かせて頂きありがとうございました!!
<樋口夢来>
パーシャさんは群馬(前橋)への想いがとても強い方だなと思いました。私は、地元が長野なので群馬のことはあまり知らないけれど今回パーシャさんからお話しを聴いてもっと知りたいと強く思いました。
見せて頂いた動画は1回見ただけでは難しかったけれど視聴後の解説を聴き、改めてもう一度見てみようと思わされました。
「赤城姫」の話をしている時のパーシャさんの目は輝いていました。群馬に住んでいる人でも赤城姫の存在を知らない人が多く、パーシャさんは驚いていました。今パーシャさんが考えている計画では赤城姫を題材としたものもあるそうです。
パーシャさんの取材を行って、「やりたい」と思ったことを思っているだけにせず行動に移していくことの大切さを学びました。そして、前橋に住み始めて2年。まだ知らない群馬の魅力をもっと知りたいと思ったと同時に、私のように県外から来た人や海外の人にも前橋の魅力を知ってもらえるためにパーシャさんの活動に協力していきたいと思いました。
2024年11月13日 5:59 pm | カテゴリー:スタッフ通信 - Mサポからのお知らせ