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[ブログ]群馬の医療と言語・文化を考える会 設立記念コンサート&交流会を取材しました

10月15日(日)に行われた、NPO法人 群馬の医療と言語・文化を考える会(Mサポ登録団体)の設立記念コンサート&交流会の取材に行きました。

群馬県には5万人を超える外国籍の方がいます。NPO法人 群馬の医療と言語・文化を考える会はその方たちに安心して生活してもらうため、また、お互いの伝統や文化を知り理解を深めて欲しいという願いのもと、医療等の通訳者派遣・翻訳サービスや多文化交流会等の活動を行っています。

NPO法人 医療と言語・文化を考える会は今年の2月にNPO法人を設立し、4月から本格的な活動をスタート。
現在7~8か国語で支援しており、活動を開始してから僅か半年間で、200件を超える依頼があったそうです。

今回、残念ながら交流会に参加することはできませんでしたが、とても幻想的で魅力あふれる素敵なコンサートでした。

▼日本で活動する数少ないウクライナの民族楽器バンドゥーラの奏者、カテリーナさん。

カテリーナさんの水晶のように透明感のあるとても美しい歌声と、切なく響くバンドゥーラの音色に、どこか悲しいウクライナの歴史と、力強く生きていくウクライナの人々の想いを感じました。
演奏の中でカテリーナさんが「最近、ウクライナでも日本でも童謡や民謡を知らない若い人が増えているから、積極的に伝統のある曲を演奏していきたい。」とおっしゃっていたのが印象的でした。

▼会員の方によるインドネシアの民族楽器スリンの演奏。

スリンは循環呼吸法という特殊な呼吸法で、息を吸っても吐いても音が出る、竹製の不思議な楽器です。
長い時間ずっと途切れずに続く演奏に、会場からは「すごい」と驚嘆の声が聞こえてきました。

▼インドネシア バリ島の民族舞踊を踊るインドネシアの留学生。

インドネシアの留学生の方は5歳の時から踊りの練習をし、村で奉納の舞をしていたそうです。
ガムランの演奏と相まってとてもエキゾチックな踊りで、神聖な雰囲気が漂っていました。

▼会員の方による演奏で、会場の参加者全員で「さくら」や「紅葉」などの日本の歌を合唱しました。

恥ずかしながら初めて聴いた民謡もあり、カテリーナさんがおっしゃっていた通り、古い歌を聴く機会が少なくなっていることを実感しました。
設立記念コンサートを取材させていただき、言語・文化を考える、とても素敵な機会になりました。この場をお借りしてお礼申し上げます。

外国語が得意でない方でも、在日外国人の方や留学生の方を支援したいという気持ちのある方は、ぜひ群馬の医療と言語・文化を考える会にご入会ください。

■ NPO法人 群馬の医療と言語・文化を考える会 公式ホームページ
http://iryotsu-gunma.com/