前橋市市民活動支援センターについて 新着情報

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Mサポからのお知らせ

【利用登録者活動紹介】フィーカ

「フィーカ」は、メンタルヘルス不調などの生きづらさを抱える方のリカバリーを応援するため、2023年9月に生まれた団体です。団体名の「フィーカ」は、スウェーデン語で「コーヒータイム」「休憩」という意味の言葉です。私たちのつくる場での時間が、人生の休息時間となるように、そして休んでエネルギーが溜まったら、また社会へ羽ばたいていってほしい、そんな思いを込めてつけました。

精神疾患などメンタルヘルスに不調を抱えた方は、支援される立場にばかり立つことで、自分が社会に貢献できる存在であると感じられなくなり、主体性を発揮できなくなることが多いように感じています。私たちは、メンタルヘルスに不調を抱えていても、主体的に人生を楽しむ感覚を取り戻して欲しいと願っています。そのためには、当事者がリカバリーについて学んだり、誰かの役に立てると感じられる場所が必要です。

オープンダイアローグ(全ての立場の方が水平な関係性の中で行う対話)の活動を1年以上続けてきた中で、対話の場だけではなく、リカバリーについて学べる場もつくりたいと思い、『リカバリーカレッジぐんま』を始めることにしました。

『リカバリーカレッジぐんま』は、メンタルヘルスに悩みを抱える方と専門職などが、互いに学び合うことで、リカバリーを目指す《対話》と《学び》の場です。2024年4月からの開校に先駆けて、2024年1月から3月に、前橋・高崎・玉村の3ヶ所で「オープンキャンパス」を開催します。オープンダイアローグの体験会や、リカバリーに役立つ学びのプログラムを通して、当事者もそうではない方も、安心して自分の気持ちを語り聴かれる体験、リカバリーへの希望を感じていただけたら嬉しいです。

今後は、前橋市を拠点に月2回の『リカバリーカレッジぐんま』を開催しながら、地域・企業・学校等でメンタルヘルスに対する理解を深めるため、オープンダイアローグの体験会や、WRAPワークショップなども実施していけたらと考えています。同じ地域に生きる一員として、様々な人と対話し、互いに学び合える、そんな社会を一緒に創っていきませんか。

● 協力できること
・オープンダイアローグのファシリテーター
・WRAP(元気回復行動プラン)ワークショップのファシリテーター
・メンタルヘルスについて学び合う場の提供

● 協力してほしいこと
・メンタルヘルスの悩みを抱える方のリカバリーを応援するプログラムの講師

フィーカ「リカバリーカレッジぐんま」Facebookページ

「脱炭素まちづくりカレッジ」環境SDGs・脱炭素をカードゲームで学ぶ!を開催しました

11月10日(金)に群馬県、群馬NPO協議会及びMサポの共催で「脱炭素まちづくりカレッジ」環境SDGs・脱炭素をカードゲームで学ぶ!を開催しました。

脱炭素まちづくりカレッジとは、気候危機や脱炭素の基礎知識を身につけ、持続可能なまちづくりについて学ぶことが出来るカードゲーム型プログラムです。

NPOや企業、行政職員、大学生、中間支援スタッフなど、様々な立場の人とカードゲーム「脱炭素まちづくりカレッジ」を通じて、SDGsを学びながら、コミュニケーションを図りました。

本セミナーは、環境SDGsファシリテータの角田正基さんと金子詩乃さんが講師を務め、2030年までに地域全体の温室効果ガス排出量を半減することを目指して、行政や民間企業など20種類のプレイヤーの中から1つの役割を演じ、対話と協働により様々なプロジェクト実施にチャレンジし、まちづくりの推進を疑似体験することができました。

本セミナーには、現在長期インターンシップ実習生としてMサポで活動している中里さんも参加しました。

中里さんの感想
まず、「脱炭素」と聞いて、このセミナーに参加するまでは正直自分事としてはなかなか捉えられていませんでしたが、角田さんによる講演とカードゲームを通して、「脱炭素」についての知識はもちろん、自分の中での意識も大きく変わりました。
このカードゲームを体験するのは初めてで、最初は難しく感じましたが、何ターンか繰り返していくうちに、自分たちの取り組みがその場で直接、温室効果ガス排出量といった数字で表れることが内容理解、達成感へとつながり、「脱炭素」というどこか抽象的な、想像しにくい事柄が、自分事として、イメージしやすくなるなと感じました。カードゲームという空想の世界の中ではあるけれど、参加者全員にとって、「脱炭素」について身近に捉える、とても良い機会になったのではないかなと感じました。
また、「気候危機」というと世界的で、大きすぎる課題のように感じてしまいがちですが、決して他人事ではなく、すべての人の日常生活が直結している、まさに自分に直面した課題であるということを改めて実感したと同時に、こういったセミナーを通して、より多くの人が、自分事として捉えることができるような社会になること、そして一人ひとりが、日常生活において実践に移していくことで、この異常ともいえる気候危機が、少しでもプラスの方向に向かうのではないかなと思います。とても学びの多い、貴重な機会となりました。

Mサポ若者ライター取材記事 Vol.3『NPO法人 ソンリッサ』

『NPO法人 ソンリッサ』を取材してきました!

こんにちは、Mサポ若者ライターの高島 優月と樋口 夢来です。
10月28日(土)に、Mサポ利用登録者「NPO法人 ソンリッサ」が、地域高齢者サロン『キュッと引き締まる体感トレーニング』を、前橋市第3コミュニティーセンターで開催しました。
会場にお邪魔して、ソンリッサ代表の萩原さんや、参加者の方に取材をさせていただき、その時の様子を記事にまとめましたので、ぜひご一読いただけると嬉しいです。

NPO法人ソンリッサとは

「ひとりで抱えずに優しいつながりがあふれる社会を目指す」ことを目的に、前橋市を拠点に独居高齢者見守りサービス「Tayory」を中心に、地域サロンや地域・企業向けの研修を実施しています。
https://sonrisa-npo.com/ (ソンリッサ ホームページはこちら)

高齢者サロンの様子

今回のサロンは、前橋市の岩神・敷島地区に住む高齢者を対象に、みんなで集まって活動を行うことで高齢者の社会的孤立の予防や改善を目的に実施されました。
会場には地域の高齢者の他に、群馬医療福祉大学からのインターンシップ実習生が7名、県の事業を通して参加している大学生が3名、ソンリッサが独自で行っている「まごマネージャー育成プログラム」に参加している大学生が1名と、10名以上の若者がボランティアスタッフとして参加していました。


(若者が高齢者の隣に座り寄り添った対応をします)

メインの講師は、ソンリッサのスタッフで、作業療法士の資格を持つ若い女性の方が務められ、体作りに関する話を交えながら様々な体幹トレーニングやストレッチを行いました。
体感トレーニングということで少し大変そうにしていらっしゃる方も見られましたが、ボランティアの学生やスタッフの方たちと会話をしながら、最後までやり切っていました。
参加していた高齢者の方はみんな楽しそうに笑っていたのが印象的で、心から楽しんでいるのだと感じました。


(参加者全員で体感トレーニングを楽しんでいます)

ソンリッサは前橋市内では、岩神・敷島地区の他に、大利根地区、東地区、総社地区で定期的に高齢者サロンを行っています。

ソンリッサ 代表 萩原さんのお話

代表の萩原さんに、この活動に対する思いを伺ったところ、「参加してくれている高齢者の方は、いろいろな立場の方がいて、元気そうに見えても1人暮らしで普段は話し相手がいなくて孤独を感じている方もいる。若いスタッフが孫のような立場で高齢者と触れ合い、コミュニ―ションを図ることで、少しでも孤立の影響を予防・改善していければと考えている。また、高齢者にとって若者の感性は新鮮なため、スタッフには積極的にコミュニケーションを図ってほしいと思っている。」と話してくださいました。


(参加者の前でお話をされる代表の萩原さん)

参加者の声

今回のサロンが3回目の参加だという女性の方に話を聞いたところ、「楽しかった。自分にも孫がいるが、お正月やお盆のタイミングしか会わないので、若い人と話をすることもこのサロンに来る一つの楽しみなの。」と話してくださいました。

ソンリッサの今後について

代表の萩原さんに、今後の活動に対する思いを伺いました。
萩原さんは現在、高齢者の孤立解消という課題解決のために、大手企業などと連携協定を結ぶなど、ソンリッサの事業拡大に向けて忙しい日々を送っていらっしゃるということです。
「地域課題の解決には若者の力が必要不可欠であり、一人でも多くの若者が地域に参画し、地域とつながりを持つことが大切。少しでもいいのでそのような思いを持った若者が増えることで、優しいつながりがあふれる社会の実現に近づけるのではないか。」と話してくださいました。

取材を通しての感想

高島:代表の萩原さんは、自分が社会に対して思った疑問に対してどうしたらよいのか考えるだけでなく、実行に移して改善していこうとしているとてもすごい方だと思いました。私は、社会に対して疑問に思っても、自分にはどうしてもできないと何もしないままあきらめてしまっています。
でも、萩原さんはたくさんの努力を積み重ねて課題に向き合ってきたということが伺った話から分かりました。
そしてその努力があったからこそ、今回のサロンで見たたくさんの笑顔か生まれたのだと思います。
良い社会にしていくには誰かが行動しなければいけない。今回取材をしてその行動は私だってやるべきなのだと感じました。

樋口:高齢者の方と若者が触れ合うことで、お互いが刺激を受けているなと感じました。高齢者の方は普段関わることの少ない若者と触れ合うことで笑顔と元気で溢れていたように見えましたし、若者も同様に、高齢者と関わることで、関わり方を学ぶことができ、これからの役に立つなと感じました。
また、ソンリッサのスタッフの方々もとても暖かく、参加者の方に寄り添っているのがとても印象に残りました。お話を伺った参加者の方の話からも、この活動が「生きがい」になっているのだと思いました。これからもソンリッサの活動を通して元気な高齢者が増えたらいいなと思いました。

Mサポ若者ライター取材記事 Vol. 2 『前橋の地域若者会議』

『前橋の地域若者会議』を取材してきました!

こんにちは、Mサポ若者ライターの髙橋風花です。
10月21日(土)に、Mサポ利用登録者「前橋の地域若者会議」が主催するイベント、『さくら公園、みんなで塗っちゃおう!』が開催されました。
イベントにお邪魔し、若者会議のメンバーや参加者の方に取材をさせていただき、その時の様子をまとめました。
ぜひご一読いただけると嬉しいです。

まず初めに、前橋の地域若者会議は、前橋市内の地域づくり活動に興味を持つ18歳から35歳までの若者によって構成され、前橋の「地域(モノ・コト・ヒト)」と「若者」が繋がり、好きなことや得意なことを地域に活かして、地域を盛り上げることを目的に活動しています。


<若者会議のロゴ>

今回のイベントは、前橋市大友町にある、さくら公園内の大きなタコの遊具と、白い壁にペイントするという内容でした。


<ペイント前のタコの遊具>


<ペイント前の白い壁>

このイベントは、若者会議メンバーの野水さんの発案によって動き始めました。
野水さん、そして若者会議代表の遠藤さんにイベントを企画した思いなどをうかがいました。


<遠藤さん(左)と野水さん(中央)にインタビュー>

野水さんは以前、「前橋地域づくり連絡会」という、地域づくりに取り組む市民の集まりに参加した際、地域の公園管理について地域住民が課題を抱えているということを知りました。
公園の草むしりやごみ拾い、遊具の手入れなど公園を管理するためには多くの作業が必要ですが、公園を管理する公園愛護会(自治会内の組織)だけでは、手一杯な状況です。

そこで、地域に住む子どもたちを巻き込み、公園の遊具をペイントすることで、子どもたちが公園に愛着を持ち、ごみが落ちていたら拾って捨てるなど、普段から綺麗に使おうという意識づけに繋げたい、そんな思いからイベントを企画したということです。
お二人にイベントを行う上で大変だったことを聞いたところ、このイベントは、参加者や関係者が多いため、事前の調整や準備が大変だったということでした。

当日は天気にも恵まれ、子どもたちやその保護者など40名程度がイベントに参加していました。
前橋市公園管理事務所の協力に加え、前橋市の河島塗装さんからは子どもの手についても安全な水性塗料を提供してもらい、皆さん楽しそうに色塗りをしていました。


<河島塗装さんから提供いただいたカラフルな塗料>

また、若者会議は今回のイベントを行うにあたり、地元大友町自治会の林会長にもお願いして、自治会内への周知など協力をしてもらったということです。
当日は林会長も参加していたので、話をうかがいました。


<林自治会長さんへのインタビュー>

若者会議から、今回のイベント実施について相談があった際にどう思ったかお聞きしたところ、「市民活動団体と一緒にイベントを行うのは初めてのことだが、子どもたちと一緒に地域を盛り上げる良いイベントだと感じ、ぜひやりたいと思った。」とお話しいただきました。
また、「このイベントを通して、子どもたちが地元に愛着を持ってもらえると嬉しい。」と話してくださいました。
自治会長さんのお話しから、地元からも必要とされる良いイベントだな、と感じました。

それから、公園の近くに住み、親子で参加していた方にもお話をうかがいました。


<親子で参加していたお母さんへのインタビュー>

イベントに参加した感想をお母さんに聞いたところ、「普段は遊具などに色を塗るという機会がないので、このように形として残すことで子どもたちにとって思い出にも残りやすく、とても良い機会だと思う。これからは遊びに来るたびに、一緒に塗ったねという話ができる。」と話してくれました。
また、お子さんは「堂々と落書きができるのが嬉しい!」と話してくれました。


<子どもたちが思い思いに塗装しています>

子どもたちの頑張りもあり、約2時間で遊具がカラフルに生まれ変わりました!
タコの遊具には、ジンベエザメやクラゲ、エイといった魚などのイラストが描かれました。


<塗装後のタコの遊具>

一方で白い壁にはチューリップやつくし、蝶などが描かれ、最後にはみんなで手形を押して完成しました。


<塗装後の白い壁>

私も手形を押させてもらいました!!


<髙橋さんの手形>

取材を通して、今回のイベントはたくさんの方の協力があって開催できたものだと感じました。
主催者の方は、開催するにあたって調整が難しく大変だったと言っていましたが、その調整のおかげもあってか、当日は子ども達の笑顔と楽しんでいる様子を見ることができてよかったと思いました。
これからもこのようにたくさんの人が笑顔になって思い出に残るイベントが開催でき、その様子を取材することで、活動をたくさんの人に知ってもらい地域を活気付けられればいいなと思いました。


<全体での集合写真>


<若者会議からのメッセージ>

Mサポ若者ライター取材記事 Vol. 1 『任意団体 アスワード』

『任意団体 アスワード』を取材してきました!

こんにちは、長期インターンシップ実習生の、中里百花です。

Mサポでは、Mサポ若者ライターのみなさんと連携し、利用登録者の皆さんへの取材と活動紹介を通して市民活動を応援しています。先日、ライターの髙橋 風花さん、多加谷 蓮さんと一緒に、『任意団体 アスワード』が主催する子ども食堂にお邪魔し、活動の様子を取材しました。

突然ですがみなさんは「アスワード」という言葉をご存じですか?
恥ずかしながら、私はこれから紹介する『任意団体 アスワード』と出会うまでは、この言葉を知りませんでした。「アスワード」には、「あなたのそばに」という意味があるそうで、『任意団体 アスワード』は、伊勢崎市を拠点に子どもたちや地域などに寄り添いたい、そんな想いで活動しています。

2023年4月から活動を始めたアスワードは、子育て支援や地域の居場所を作ることを目標に掲げる、大学生が立ち上げた、大学生が主体となって活動している団体です。
今回は、アスワードにとって初めての取り組みとなる、第一回「子ども食堂『ヒカリエ』」の現場にお邪魔させていただき、代表者やメンバーの方からお話を聞きましたので、その様子やそれぞれの思いについて報告します。
ぜひ、ご一読いただけると嬉しいです!


<協賛の野菜を手に、開催できた喜びを笑顔で示すアスワードのメンバーの方々>

アスワードの代表を務める大学3年生の山本 祥一さんは、昨年「NPO法人チャリティーサンタ群馬支部」の代表を務められ、そこでのボランティア経験から、「地元には子ども食堂がなく、子どもたちの第三の居場所となる存在が少ないのではないか。」と感じたと言います。そこで、子どもたちが「食」を通して繋がり、コミュニケーションをとることのできる「子ども食堂」を自分たちで作ろうと思い、この活動を始めたそうです。


<代表の山本さんへ取材をしている様子>

子ども食堂の会場には、アスワードのメンバーと、子ども食堂に参加した中学生、高校生、その保護者のみなさん、見学にいらした議員さんなど、世代や職業の垣根を越えて様々な方が集まっており、準備段階だけに留まらないネットワークの広さが感じられました。部屋にある机には、野菜やお菓子、ジュースや調味料など、つながりのあるフードバンクや地元企業、農家などの協力によって提供された食材が沢山並べられていました。


<参加者に食料を手渡す様子>

部屋の奥には、大学生と一緒に勉強ができるスペースや、工作ができるスペースなどもあり、子どもたちの需要、ペースに合わせて活動できる空間作りがされていました。


<来てくれた子どもたちとアスワードの学生が一緒に勉強している様子>

参加していた子どもたちは、最初は慣れない環境に緊張の面持ちでしたが、大学生の運営メンバーたちの温かい雰囲気、コミュニケーションによって、だんだんと打ち解けていく様子が伺えました。


<参加者に食料を手渡す様子>

アスワードのメンバーの方は、「子ども食堂をするのは初めてのことで、あくまでも”子どもたち”が主体となる活動なので、開催準備の中で色々と大変さはあった。また、誰かからの指示ではなく、自分たちが主体となって取り組む大変さもあった。初回は無事に開催できたものの、これをどう続けていくのかということも今後の課題。いずれにしても、子どもたちにとってはもちろん、私たち大学生にとっても、学校と自宅以外の”第三の居場所”となるところを目指していきたい。」と話していました。


<一緒に勉強する子どもたち>

子ども食堂を始めるにあたって、代表の山本さんが最も力をいれていたことは「人脈づくり」だと言います。新しい取り組みにチャレンジする際に、既に同じような取り組みをされている方から、情報を提供してもらうことや、アドバイスをもらうことなどは、とても有効です。山本さんの場合は、まずMサポを通して直接イベントに参加することで、50以上もの個人や団体と繋がり、自身の参考にするだけでなく、その場で自分たちの活動も知ってもらうことで、繋がりが派生していったということでした。

また、交換した名刺や話した内容などは、忘れないようにノートにまとめる習慣をつけているそうで、次に会う時に失礼にあたらないような、山本さんなりの工夫や努力をされていて、まさに人脈づくりのプロだなと感じました。

さらに、事前の準備はこれだけに留まらず、様々なイベントに積極的に参加したり、活動当日に近づくと、周辺地域の家庭一軒一軒をまわり、チラシを配るなどのPR活動も行ったそうです。

こうした努力の積み重ねによって、困った時に助け合える仲間や、支援してくださる個人(農家さん)、団体(企業)など、様々な方が周りにいる状況が作られていました。

その結果、この「子ども食堂」を開催するにあたって必要となる、施設代や食料代などの活動費は、協賛や地元区長さんなど様々な方の協力があって、無料あるいは低価格で提供していただけたのだそうです。
このような手厚いサポートがあるのも、努力の中で培われた「信頼、信用」の賜物で、ただ闇雲に人脈を広げようとするのではなく、相互の信頼関係に基づく人脈づくりが大切なのだなと感じました。


<代表の山本さんへ取材をしている様子>

山本さんは現状に満足せず、「今後の目標として今回は既製品の提供しかできなかったが、今後は自分たちでご飯を作って提供できる形にもしていきたい。また、もう一つ別の拠点を作り、複数の子ども食堂を展開していきたい。そして、いずれはNPO法人などに発展することができれば、より信頼が深まり大きく活動できるようになるだろう。」と話していました。

私自身、山本さんと直接の面識はこれまでなかったのですが、実は同じ大学のひとつ上の先輩で、大学の授業や課外活動に加え、就職活動などもあって忙しい日々を送られているにも関わらず、こんなにも積極的に市民活動に取り組んでいる方が身近にいるということに、とても刺激を受けました。

11月11日(土) には、第二回「子ども食堂『ヒカリエ』」も開催され、継続させたいという思いが強く伝わってきます。
取材の中で、活動をするにあたって金銭面には特に苦労しているという声が何度かありました。
一人の「支援したい」という思いが、団体にとって大きな支援になることと思います。

Mサポ若者ライターは、今後も「支援したい人」と「支援してもらいたい人」の架け橋となれるよう、取材を通してこういった活動を広めていきたいと思います。

最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回以降の取材記事も掲載していく予定なので、楽しみにしていただけたらと思います!

【利用登録者活動紹介】まえばし市民ミュージカル

 昭和20年8月5日、前橋に住む人々の日常が一瞬にして奪われた――。
 未来に夢を抱く女学生、研究者、特攻隊員。
 戦争の影に怯え、嘆き、憤り
 それでも明日を生き延びるため、懸命にもがく市民の姿を描く。

 太平洋戦争中の前橋を舞台にした市民ミュージカル3部作「灰になった街」「我愛你(ウォーアイニー)」「鎮魂華」を2年がかりで練習を重ねて上演しています。前橋市文化国際課との共催事業で、一般公募の前橋市民を主なキャストとし、戦争を知らない世代に戦争の悲惨さと平和の大切さを伝えています。

 前回の公演は2023年8月5日・6日に「灰になった街」を昌賢学園まえばしホール(前橋市民文化会館)大ホールで行いました。キャストは一般市民の公募でオーディションを行いました。上演に必要な資金は初めての試みとして、クラウドファンディングを行い多くの企業や個人からの応援をいただくことができました。

 次の公演は2025年に予定しています。2024年前半にキャスト募集を行う予定です。募集は、ポスター、チラシ、SNS(X、Facebook)での周知を考えています。平和への祈りを込めたミュージカルを一緒に上演したい方、募集開始まで今しばらくお待ちください。

 学校、施設、地域の公民館等での上演の機会があればと考えています。ミュージカルは3時間から3時間半の上演時間です。第1幕のみの上演(1時間半)をご希望の場合はご相談ください。

● 協力できること
・前橋を舞台とした平和を考えるミュージカル3部作「灰になった街」「我愛你(ウォーアイニー)」「鎮魂華」の公演
(1部あたり3時間~3時間半、応相談)

● 協力してほしいこと
・イベント開催時の受付手伝い
・協賛

「Mサポ コモンズ 10月」【ハロウィーンver】を開催しました

10月26日(木)19時から前橋プラザ元気21 1階にぎわいホールにて「Mサポ コモンズ 10月」【ハロウィーンver】を開催しました。

今回は、【ハロウィーンver】ということで、20人超の皆さんが思い思いの服装で集まり、楽しく情報交換を行いました。

参加者は、「子育て中の母親支援団体」「縁活事業を行う団体」「子ども食堂や居場所づくりを行う団体」「外国人支援団体」「神社の縁日を活用したイベントを社会貢献活動として行うお店」「子ども対象の体操教室を地域に出て行う企業」「地域おこし協力隊員」「フリースクール運営者」「行政職員」等、幅広いジャンルの方でした。子どもの居場所づくりを行う団体からは、「センサリーボトル」というペットボトルに入れた水と洗濯のり、水性染料を使ったワークショップについて話を聞きました。

※参加者から、「たくさんの方とお話ができる場に行くと、自分の立ち位置ややらなければいけないことが明確になっていきます。そんな場に参加できることを嬉しく思います」との声をいただきました!

ご参加いただいた皆さん、ありがとうございました。
次回は11月30日(木)19時から、前橋プラザ元気21 1階 にぎわいホールにて開催します。
はじめましての方も、お気軽にご参加ください。
詳しいことが決まりましたら、改めてお知らせします。

※アンケート結果については以下をご覧ください。
Mサポ コモンズ10月【ハロウィーンver】アンケート集計結果(PDF)

<開催風景>

群馬県・群馬NPO協議会「脱炭素まちづくりカレッジ」環境SDGs・脱炭素をカードゲームで学ぶ!

群馬県・群馬NPO協議会とMサポ共催で、協働セミナー2023 NPO・企業交流会「脱炭素まちづくりカレッジ」環境SDGs・脱炭素をカードゲームで学ぶ!を開催します。

NPOや企業など様々な人と、カードゲーム「脱炭素まちづくりカレッジ」を通じて、SDGsを学びながら、コミュニケーションを図りませんか⁈

■ 日時:11月10日(金) 13時30分~16時30分
■ 定員:50名(参加無料)
■ 対象:NPO・企業・中間支援組織・行政職員
■ 場所:前橋市中央公民館 501,502学習室
    前橋市本町二丁目12-1 前橋プラザ元気21 5階
■ 申込み:フォーム、FAX、メール
■ 申込締切:11月2日(木)
■ 主催:群馬県・群馬NPO協議会
 共催:前橋市
 後援:群馬県社会福祉協議会

■ お問合せ:NPO・ボランティアサロンぐんま
群馬県前橋市大手町1-1-1県庁昭和庁舎1階
Tel:027-243-5118 Fax:027-210-6217
Mail:gunma-nposalon1@kl.wind.ne.jp

 

【利用登録者活動紹介】日本語・学習支援教室VAMOS

外国にルーツのある小学生・中学生の子どもたちが、将来への選択肢を広げていく力を身につけるために、日本語、教科学習支援事業、居場所づくりを行っています。2023年4月に活動を始め、現在は前橋市総社公民館で毎月第1、第3土曜日の午後2時から4時に開催しています(月によって変更あり)。「日本語・学習支援教室VAMOS」に関わる、外国人の保護者もボランティア活動を通しても、地域コミュニティの一員として社会活動に参加していきたいという想いを持っています。

「外国にルーツのある子どもたちの体験活動の機会を増やしたいです。お祭りなど地域の行事にもみんなで参加したいです。外国ルーツの子どもたちの保護者は日本語があまり分からなかったり、地域コミュニティになじめなかったりといった理由で、学校や地域の情報が入りにくい現状があります。地域のみなさんと顔なじみになることで、『ことば』、『制度』、『こころ』の壁が少しでも低くなって欲しいと思っています。」

体験活動や居場所づくりを行う団体と一緒に活動していくことで、活動に関わる方や関心を持ってくださる方を増やしていきたいです。同じ地域に住む「仲間」として、気軽に声をかけ、ほんの少し手を差し伸べてくれるだけで、子どもたちの未来はもっと明るいものになります。地域とのあたたかなつながりが広がるよう、関心のある方は一度見に来てください。

● 協力できること
・外国ルーツの小学生・中学生への学習支援を行うことができます。
(英語・ポルトガル語で対応可能)

● 協力してほしいこと
・小・中学生の教科指導ボランティアを求めています。(外国語ができなくてもOKです)
・プログラミング等の体験活動を行う団体、子どもたちの居場所づくりをしている団体と連携したいです。
・地域のお祭り等、交流の機会を持ちたいです。

詳しくは、以下をご覧ください。
日本語・学習支援教室VAMOS 10-12月(PDF)
日本語・学習支援教室VAMOS ボランティア募集(PDF)

【利用登録者活動紹介】POLA前橋川原店

 企業のCSRとして、株式会社JINSと共催で「ひと街プロジェクト」という前橋市内の個人商店と前橋に住む人々、市民活動団体がつながる活動を2023年6月から始めています。

 「ひと街」という言葉には3つの意味を込めています。
・「一(ひと)街」=前橋が「ひとつの街」としてみんなで手を取り合いながら発展していくこと
・「人(ひと)街」=「ひとが主役の街」としてそこにある人の想いやストーリーを主役とすること
・「仁(ひと)街」=他者との調和を大切にする街を形にすること

 「ひと街プロジェクト」の活動の一つである「ひと街マーケット」は、前橋市内を会場に行う地域活性化のイベントです。市民活動団体にステージ発表やワークショップの場を提供します。

 「10年後も生き続ける街」を目指して企業としてできることは何だろうと考えた結果、前橋にある個人商店と前橋の人々をつなぐ場を作り、魅力を発信し続けたいという結論に至りました。「ひと街プロジェクト」を多くの方に知って関わっていただける場にします。

 市民活動を行う皆さん、「ひと街マーケット」を一緒に創ってみませんか。ステージ出演、ワークショップを行う場を用意しています。前橋の魅力ある企業やお店の方とつながり、一緒に前橋をより楽しい街にしていきましょう!

● 協力できること
「ひと街マーケット」での市民活動団体のステージ発表、ワークショップを行うブースの出展機会の提供

● 協力してほしいこと
「ひと街マーケット」でのステージ出演やブースの出展(主な対象は子ども、大人等。毎回異なる)